秋です。

先週の台風も去り、気持ちのいい天気が続いています。

晴れ渡った空に、吹く風も冷たく心地よい時期ですね。寒いくらいですが。

南の海上ではまた台風が発生してるとか、、、、ギャーーー

こんにちはタケルです。

最近ですが、長い期間をかけ、お口の中全体を治療した患者様が治療を完了しました。

長い道のりでしたが、患者様も治療を信じて通いつめて頂き、納得して頂けたので嬉しい限りです。

患者様の承諾も頂けたので少しだけ内容をブログでUPさせて頂きます。

まず最初。

初診

このような状態で来院されました。

入れ歯が痛い。前歯の隙間が気になる。といった内容でした。

画像右下より、入れ歯の人工歯がほとんどなくなる程削り取られています。

合いの良くない入れ歯を使い、長いこと調整を繰り返したことが伺えました。

上の両方の銀歯も噛むところを探して、どんどん下に下がり、出てきているのも分かります。

露出した根のところは磨り減ってきており、虫歯にもなり始めています。

また入れ歯を入れていない状態の下顎を見ていただくと、骨がボコっと盛り上がっている所があります。噛む力はすごく強いことが伺えます。(このような骨のでっぱりは入れ歯が当たって痛くなりやすいポイントでもあります。)

このように奥歯が噛めていない状態と、噛む力が強いのもあと押しして、噛めてる前歯は上をどんどん突き上げ、歯と歯の間が開いてきています。

 

治療の流れは

まず応急的な入れ歯の調整。

銀歯の延出によりゆがんでしまった噛み合わせのラインをまっすぐに。(銀歯全てやり直し)

下の入れ歯を作り直し。(前歯を突き上げてしまうことの抑制)インプラントも考えられましたが、長年骨粗しょう症のお薬を服用されていたので外科的なアプローチは避けました。

すきっ歯になってしまっている4前歯を仮歯にして隙間を埋める。

ここまでの写真が↓

プロビ

銀歯と入れ歯で奥の噛み合わせがしっかりでき、噛む位置を上げたので最初に比べ下の前歯が見えます。

噛み合わせのラインも以前はゆがんでいたのが、まっすぐに整いました。

入れ歯も以前のものよりフィットもよくなりました。

すきっ歯も仮歯によって埋められました。

ただ、埋めた前歯の歯ぐき(歯間乳頭)は若干まだえぐられているような感じもあります。。。。

こうした部分的な微調整や、上の糸切り歯の歯と歯肉の境目の治療を行い、最終的なセラミックをセットしました。↓

ファイナル

気になった歯間乳頭もきれいな形にできました。

最初からの正面感を並べると↓

スクリーンショット 2013-09-24 11.16.25

ブログで書くと1ページですが、長い道のりだったので、患者様も喜んでいただけました。

時間をかけて治療した甲斐がありました。

が、これからは、今の状況をどれだけ維持していけるかということが大切になってきます。

患者様自身のメインテナンスをしっかり行っていただき、定期的なチェックやクリーニングで患者様のお口の中の健康を手助けしていければと思います。

 

 

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