歯や骨の状態を立体的に確認することができる画像診断
CTとは、様々な角度からX線を当てて、体を輪切りにした断面画像で見ることができるようにする装置です。
虫歯治療などで行うレントゲン写真は、虫歯の深さを見たり、歯周病による骨の吸収度合いを見たりなど、大まかな状態を知るのには非常に役立ちます。ですが、あくまでも平面的なイメージしか知ることができず、歯根の正確な形、骨の奥行きや内部の立体的な状態などを知ることはできません。
インプラント治療において、インプラントを埋めるためには骨の厚みや奥行き、骨の硬さ、骨の内部にある血管や神経の位置まで知る必要がありますが、CT撮影をすることにより、そのような情報を全て知ることができ、安全に治療を行うことができます。
医科用よりも負担の少ない歯科用CT"ガリレオス"を導入
ガリレオスの特長
歯科用CTは、医科で使用されているものと比べて放射線の線量がかなり少なめで、お身体に負担が少ないのが大きな特長です。また、立ったままで短時間に撮影が行えるのもメリットです。当院では被ばく線量が世界最小レベルの歯科専用CT「ガリレオス」を導入しています。
ドイツ・シロナ社製のガリレオスの被ばく線量は、世界最小レベル(胸部レントゲン撮影時の約1/5、従来の歯科用パノラマレントゲンと同程度)で、患者さまのへの配慮が十分にゆきとどいた歯科用CTです。
ドイツ・シロナ社製のガリレオスの被ばく線量は、世界最小レベル(胸部レントゲン撮影時の約1/5、従来の歯科用パノラマレントゲンと同程度)で、患者さまのへの配慮が十分にゆきとどいた歯科用CTです。
ガリレオスの被ばく線量は、医科用CTの数十分の1と極めて低く抑えられるため、インプラント治療に限らず、根管治療やお子様の矯正治療にも安心して使用できます。
撮影も簡単に行え、医科のCTとは異なり立ったままでの撮影です。解析結果も3分で出ます。
1回の撮影で上下の顎をすべて撮影でき、その情報は360度全ての方向から観察できます。インプラントに必要な骨、神経、血管の情報もひと目でわかります。
1回の撮影で上下の顎をすべて撮影でき、その情報は360度全ての方向から観察できます。インプラントに必要な骨、神経、血管の情報もひと目でわかります。
インプラント以外の歯科治療でも活躍
歯科用CTは、インプラント以外にも親知らずの状態の確認、歯周病治療、根管治療、矯正治療といった歯科の様々な用途で活躍し、精密な診断、高度な治療をするのに役立っています。
シンプラント SimPlant
インプラント術前シミュレーションでインプラントのイメージが事前にわかる
シンプラントとは、インプラントを行う前のシミュレーションソフトです。同タイプのシミュレーションソフトとしては、世界中で最も多くのクリニックで利用されているシェアNo.1の信頼性が高いソフトです。
従来のレントゲンの平面画像だけですと、骨内部の状態を正確に把握することが困難で、実際に手術を行ってから内部の状態に合わせて、予定の角度を変更しなければいけない場面もありました。
しかしCTの3D画像とシンプラントにより、あらゆる角度から顎の骨を立体的に表示されるため、レントゲン画像では分からなかった骨の形や量などを把握でき、正確な診断ができるようになります。
またCT画像から作成する3D画像により、立体的な構造がわかりやすくなりますので、患者さまもインプラントの具体的なイメージが湧きやすくなり、インプラント手術を安心して受けていただくことにもつながります。