歯を失っても、また天然歯に近い感覚が取り戻せる治療法
インプラントは歯を失った場合に行われる治療法の一つです。インプラント治療では、天然歯の代わりに、人工歯根をあごの骨に直接埋め込むので、ブリッジや入れ歯といった従来の治療法と比べて、天然歯に近い、自然な使用感が得られるのが大きな魅力です。
当院がインプラント治療で選ばれている理由
1.インプラント認定医・専門医による施術
当院では、日本口腔インプラント学会専門医、ICOI国際インプラント学会指導医の資格を持つ経験豊富な歯科医師がインプラント手術を担当します。
2.丁寧なカウンセリング
プライバシーの守られたインフォームド・コンセント専用ルームで、歯科医師がわかりやすく、丁寧にご説明いたします。
3.一流インプラントメーカーのみを使用
インプラントの品質にもこだわり、世界で最も高い信頼性を誇るストローマンインプラントを採用しています。
4.充実した院内設備
インプラント治療に必要な歯科用CTや、高度な機器、専用オペ室を完備し、徹底した滅菌環境を整えています。
5.安心のインプラント保証
インプラント治療を受けられた方への保証制度(5年)も完備しております。
インプラントセーフティーマークを取得しています
当院は、インプラントセーフティーマーク取得医院です。インプラントセーフティーマークとは、インプラントに関して非常に高い審査基準に準じた治療を提供している証となるもので、特定非営利活動法人 歯科医療情報推進機構(IDI)によって付与されます。
具体的には、「環境」「技術」「運用」の観点から安全面を総合的に評価し、一定レベルにあると判断された医療機関のみがインプラントセーフティーマーク取得医院として認定されます。
この資格は様々な厳しい基準をクリアすることで与えられるもので、患者さまがインプラント治療を安心して受けていただくための確証となるものです。
この資格は様々な厳しい基準をクリアすることで与えられるもので、患者さまがインプラント治療を安心して受けていただくための確証となるものです。
インプラントとは
インプラントとは、人工の材料、部品を体に埋め込むものをいいます。歯科でいうインプラントは、歯を失ったあごの骨に人工歯根を埋め込み、その上にセラミックなどの被せ物をする方法です。
インプラントは近年特に名が知れるようになってきたことから、新しい治療法だと思われていることがありますが、実は50年以上も行われ、良好な結果を生み続けている歴史のある治療法です。
インプラントの素材
あごの骨に埋め込むインプラントの素材は、純チタン、またはチタン合金です。チタンは生体親和性が高い(体になじみやすく、害を起こしにくい)ことで知られ、骨と一体化する性質があります。また、金属ではありますが、軽くて丈夫で、非常に金属アレルギーを起こしにくいことでも知られています。
インプラントの構造
インプラントは、基本的には3つのパーツからできています。
- 1.インプラント体(歯根部)
- あごの骨に埋め込まれる部分です。主に、チタンやチタン合金でできています。
- 2.アバットメント(連結部)
- インプラント体と上部構造をつなぐ支台となる部分です。素材としては、チタン、チタン合金、ジルコニアがあります。
- 3.上部構造(人工歯)
- 被せ物の部分です。セラミックが使われることが多いですが、金合金、ハイブリッドセラミック、プラスチックなどが使われることもあります。
インプラントの寿命
インプラントの平均寿命は、10年〜15年以上とされています。実際、厚生労働省が行った調査によると、インプラントを行ってから10年〜15年経っても約9割の人がインプラントを保持している、という結果が出ています。
世界で初めてインプラント治療を受けた人は、インプラント治療を受けてからお亡くなりになるまで、40年以上インプラントをお使いになりました。このように、インプラントというのは、お手入れ次第では半永久的に持たせることも可能です。
インプラント治療が向いている方・向いていない方
インプラント治療は、歯周病、虫歯、事故などで歯を失った方や、先天的に歯がない方など、多くの人に受けていただくことが可能な治療法です。適用範囲は幅広く、1本からすべての歯まで対応可能です。
向いている方
- インプラントを行うのに十分な骨の量、質がある方
- 重度な全身疾患をお持ちでない方
- 適切なセルフケア、メンテナンスが可能な方
向いていない方
- 骨の量、質の状態が著しく良くない場合
- 重度の全身疾患をお持ちの方
- 妊娠中の方
- 成長段階にある方
- セルフケア、メンテナンスを適切に行えない方
- 意思の疎通が難しい方
- 喫煙される方
インプラントのメリット・デメリット
メリット
- しっかり噛める
- インプラントは骨と一体化するので、硬いものも天然歯と同様、しっかりと噛むことができます。
- 見た目が自然
- 天然歯と同様、あごの骨に埋め込まれますので、被せ物の素材としてセラミックを選ぶと、天然歯と見分けがつかないくらいの仕上がりにすることも可能です。
- 周囲の歯を傷めない
- インプラントは、他の歯の力を借りずに単独で機能させられますので、ブリッジや入れ歯とは違って周囲の歯にダメージを与えることがありません。
- ケアがしやすい
- ケアの際、入れ歯のように外す面倒さもなく、ブリッジのように磨くのが難しくなく、天然歯のように磨けば良いので、ストレスがありません。
- お手入れ次第では長持ちする
- 天然歯と同様、しっかりとケアをしていけば半永久的に持たせることも可能です。
- 若々しさを保ちやすい
- インプラントは、噛んだ刺激が直接あごの骨に伝わるので、入れ歯やブリッジと違って骨が痩せにくいのも利点です。また、噛んだ刺激が脳にも良い刺激を与え、認知症予防にも効果が期待できます。
デメリット
- 保険がきかない
- 通常のインプラントは保険がきかず、自費診療となるため、他の治療法と比べると費用がかかります。ですが、インプラントの治療費は医療費控除の対象になり、治療費の節約に繋がりますので、ぜひ活用されることをおすすめします。
- 治療期間が長い
- インプラントが骨に結合する期間が必要ですので、治療完了までに数ヶ月かかります。審美的に問題が出る場合などにおいては、仮歯を入れることも可能ですので、ご相談ください。
- 手術が必要
- インプラントをあごの骨に埋め込む手術が必要になりますので、重度の全身疾患があり、リスクの高い方には手術が行えないことがあります。
インプラント矯正
ミニ・インプラントを利用した矯正で、矯正期間を短くできます
インプラントは、矯正治療を行う際の固定源としても有効です。当院では、チタン製のミニ・インプラントを歯の周囲の骨に埋め込んで、それを固定源にして歯に負担をかけず、短期間で歯を動かすことのできる「インプラント矯正」も行なっています。
この方法により、従来の方法では考えられないような歯のコントロールか可能になり、治療期間の飛躍的な短縮につながります。
なお、矯正治療が終わったら、ミニ・インプラントは不要となりますので、撤去します。