こんにちは、ドクターの稲葉です。
今日は歯科で普段から使われている
レントゲン撮影時における放射線被爆についてお話したいと思います。
人が年間、自然界で浴びている放射線量は
およそ2mSv(ミリシーベルト)です。
そして、歯科で使われているパノラマレントゲン写真の一回の被爆量は
およそ10μSv(マイクロシーベルト)。
これはつまり0.01mSvです。
個々の歯を撮影するためのデンタルレントゲン写真の一回の被爆量に至っては、
0.001~0.002mSvです。
病気の診断や治療に利用される放射線の被爆量は
年間1mSvとされています。
なので、歯医者でレントゲン写真を撮影する事は、
自然界で浴びる放射線被爆量と比較して
微々たるものなので、
特に心配はいりません。