こんばんわ。技工士の川尻です!
今日は、セラミックの詰め物の製作工程の一部をご紹介します
院内技工では、プレスでセラミックの歯を製作しています
プレス???
分かりやすく言うと・・・
セラミックの塊を一度、高温(730℃)ぐらいで加熱し
餅状に溶かし、型に押し込んでつくります
今回は、プレス後のステイン(色付け)からご紹介します
↑プレス後の真っ白な、セラミックの塊
↑細い筆で色とグラデーションを付ける
↑この機械で
色を定着させる為高温で焼く
徐々に室温まで冷まし再度、色付けと焼くを
2回繰り返す
↑艶出し剤を塗布しまた、焼く!
セラミックは、温度差に弱いので焼く→冷ますを慎重に行わないと
割れてしまいうため700度から室温まで冷ます作業はかなり神経を使います
この作業だけでも、2時間はかかるんです・・・・
エアコンの風、人が横を通ったりするときにおこる風。。。技工室のドアの開け閉め
色んなことに注意を払いながら作っております。
とても、繊細な材料ですが、完成したセラミックの歯をレジン系のセメントでしっかりと
接着すれば、強度はとても強いんです!
天然の歯に近く、かみ合わせる自分の歯にも優しいんですよ。
次回は、前歯のセラミックについてお話します。
更新者:川尻